切れない包丁はなぜ危険なのか

「切れない包丁ほど指を切るので危険」という教え。

子供の頃、切れ味が悪いのにどうして指は切れるの?と不思議に思ったものですが、確かに切れない包丁は怪我をする。

切れない包丁は滑るからキケン

よく切れる包丁は、思い通りの場所にスパっと刃が入るのですが、切れ味が悪いと刃が滑ってうまく入らないので、思い通りの太さや厚さに切ることが難しくなります。

うまく切れないと余分に力が入り、力任せに刃が思わぬ方向に向くので、当然指を切る確率も高くなります。

力が強い分、傷も深くなりがちです。

切れ味を試す方法

千切りキャベツを切ってみる

切れない包丁は、刃が思わぬ方向によく滑るので、まあるい野菜を切ると切れ味がよくわかります。

トマトの薄切りもよく実演販売などで見られますが、トマトの薄切りができないって実は相当切れ味が悪い状態。

よりわかりやすいのはキャベツの千切り。

切れ味がよければ、思い通りの場所に刃が入るので、細くキレイに切ることができますが、切れ味がよくないと刃が滑り、太めになってしまいます。

より細く切ろうと力が入り、刃の向きもキャベツを押さえている指側に向けようとするので、結果的に指を切るリスクが高まります。

新しい包丁を購入してみる

思い切って切れ味のよい包丁を買ってみることも。

自分ではよく切れていると思っていても、本当に切れ味がよい包丁を使ってみることでよくわかります。

意外に切れ味がよい包丁を使っている家庭って少ない気がします。

実は私もそうでした。

切れ味のよい包丁で切られた野菜はオイシイ。

繊維が崩れないという科学的根拠もありますが、実際に美味しいと感じることが大切ですよね。