油はねで火傷した【1日目】

揚げ物中に油がはねるのは日常茶飯事ですが、今回は見事に火傷してしまいました。

いよいよ「病院行きか」と思いましたが、何とか自己解決。

皮膚の弱い、免疫力が弱く感染症が心配、火傷の跡を残したくない方は、あまり参考にせず、冷やした後すぐに病院に行かれて下さい。

直後は火傷した部位がわかりにくい

今回火傷したのは、箸を持っていた右手。

揚げ物を取り出そうと鍋に箸を近づけた瞬間だったので、もろ直撃で思わず「痛っ!」と箸を投げ出したほど。

中指と薬指の付け根に痛みを感じたので、「薄膜の水かき部分は火傷したら大変」と聞いていたのもあり、指の付け根を一生懸命冷やしていました。

でも、ストーブに触れてしまったのと違い、今回のようにあちこちに油がはねた可能性が高い場合、直後に火傷部位を特定するのは難しい。

思い込みで「ここだけ」冷やすのではなく、もっと真剣に手全体を冷やすべきでした。

指の付け根にばっか気を取られて、指先側は水に浸ってない所もあったようで、時間と共に火傷した部位が浮き彫りに。

しかも、指の付け根を冷やしたことで、間接的に冷やされた指先に痛みを感じなかったのも質が悪い。

油はねの場合は、冷やせるなら広範囲で冷やしましょう。

火傷したらまずすること

アクセサリーをはずす

火傷の部位に限らず、指輪などはすぐに外しましょう。

後で「実はここも火傷していて外せない」なんてことがないように。

すぐに流水で冷やす

火傷をしたらとにかく出来るだけ早く冷やす。

流水で最低でも15~20分が理想

しかも今回のような広範囲の火傷である場合は大きなボウルなどに手を入れ、水道水を流しながら冷やすと、全体的によく冷やせます。

でも、私は氷水で冷やしたいんですよね。

水道水ではぬるすぎる気がするし、ダメなのがわかっていても、つい冷やし過ぎてしまうんですよね。

今回も火傷直後30分冷やした後も、冷やすのを止めるとヒリヒリするので、だらだら6時間くらい氷水で冷やし続けていました。

火傷は冷やし過ぎても意味がないっていわれているのですが…

中指と薬指の付け根に、一番油がはねたと思っていたのですが、実際は中指と薬指の小指寄りの側面。

しかも中指は第1関節付近、薬指は第1~第2関節にかけて、薬指のほうが鍋に近かったせいか被害が大きかった。

もう1時間以上経って、やっと見当違いのところを冷やしていたことに気付いたけれど、時すでに遅し。

どんどん白っぽくなって、火傷の部位がわかりやすくなっていきました。

病院へ行くべきですが

  • 火傷の跡を残る
  • 免疫力が弱く感染する

よく冷やした後はリスク回避のために病院へ行くことが推奨されます。

でもよほどでない限り、できれば病院に行きたくないんですよね。

寝る前までに水ぶくれにはならなかったのもあり、イチかバチか薬を塗って様子を見ることに。

油がはねたわりには、そこまでひどそうには見えない。

薬を塗ってみる

もう火傷から6時間は経過。

ヒリヒリ感はあるが、水ぶくれにはなっていないので、そのまま放置するか薬を塗るか。

火傷の深さは大きくわけて3段階らしいのですが、素人目には表面の赤みで済む第Ⅰ度白っぽく水ぶくれができるⅡ度の中間といった感じ。

火傷の深さによって使用するステロイド剤は異なり、場合によっては悪化することもあるようなのですが、もうイチかバチか。

迷った挙句、家にあったステロイドクリームを塗ってみることにしました。

軟膏ではなくクリームなので、ステロイドとしてはそれほど強いものではないらしい。

調べたら軽いやけどには使用することもあるというで、「軽い火傷であって欲しい」「これ以上痛みが増さないで欲しい」と、中指と薬指の側面に思わず擦り込んでしまいました。

でも、ふと目に入った薬箱に書かれた【擦り込まずに幹部全体にやさしく覆うように伸ばします】。

ああ、そうだった。ステロイドは薄く伸ばして擦りこんではいけないんだった。

気付いた時にはもう遅し、痛みが増してきました。

「合わないステロイドだったのだろうか」「早く洗い流した方がいいのかな」と迷うほど。

「もう擦り込んでしまったものはしょうがない」「薬が浸透する15分後にも痛かったら考えよう」と切り替えたものの、だんだん痛みが落ち着いて来るではありませんか。

ありがたいことに、普段薬を使用することは滅多にないので、ちょっとしたことにドキドキします。

ステロイドに関しても、しっかり擦り込んだほうがよいという先生もいますよね。

私の場合は長期使用するわけではないし、結果的には痛みで眠れないこともなかったので、塗って良かったかと。

でもダラダラ長時間冷やさず、早めに薬を塗った方がもっと良かったのかも…と翌朝思うことに。